May 01 2009
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それが蒸気機関を用いた印刷機械の登場でコストが下がり、ちょっとした初期投資で誰でも自分の印刷所がもてるようになった。そこで、一人で記事を書く小新聞社が急増したのだと言う。どこかで聞いたような話じゃありませんか。いわく、
1845年までに、アメリカのどの大都市にも何十かの小規模な新聞社が生まれた。それらは、現在の大新聞社よりは、ブログにもっと近いような存在だった。
社説もなければ漫画もラテ欄もない、最初期の新聞は、書いている人間の(往々にして扇情的でいい加減な)意見が載っているだけの、確かにブログのようなものだったようである。それが百数十年かけて次第に洗練淘汰されて、たまたま現在のような新聞になったというだけの話だ。ようするに、大新聞社はネットだのブログだのを敵視しているようだけれども、新聞自体、元々ブログと似たようなところから出てきたものなのである。言われてみれば当たり前の話のはずだが、すでに自分の出自を忘れてしまっているのだ。